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Road to hospital second-part

こんにちは、山形 仙台のヨーロッパ古着屋スクワットのオーナー TAKAです。

さて、今回は前回からの続きなので、前編から読んだ方がいいですよ〜

さてライブ明け10月19日、俺とヤスシで山形店勤務。
お客様の入りは土曜日にしては普通でしたが、夕方(六時ぐらい)に取り置きしてくださっていた常連様2名がご来店、まとまった量のビンテージをお買い上げ。いつもありがとうございます😊
談笑したりして、楽しい時間をすごしておりましたが、
下腹部に違和感が…ん?もしかして俺、腹が痛いのかな⁇疲れてるのかもな…
(当日、ショップコートを来て出社したのですが、なんか寒い様な気がして 今期自分用にした「ローデンクロス  シューティングコート」を着ていました…よく考えたらおかしいと今になって思うのですが…)

その程度でしたが、気のせいと思い通し、ヤスシと一緒に店を閉めて帰路へ

その日は、上の息子が塾の合宿、下の息子が入ってる「自然塾」のキャンプ、妻がそこの保護者代表でキャンプの引率 とまぁ、私1人と愛猫のレイチだけだったんです。

疲れてるのは確かだし、めんどくさいし1人という事もあり、インスタントの麻婆豆腐を作ったんです。酒も軽めにしようとビール350缶2つ飲んだら、とりあえず横になってみるかと。

そこそこ食い終わり、飲み終わった頃、いきなり

急激な悪寒が俺を襲ったんです‼️

それも歯の根が合わなくなる程の‼️

焦りました、個人的にこういうのは海外で大中り(食あたり)した時に起きる症状なのですが、なんか方向性が違うというか…中った(あたった)感じがしないんですよね〜怪しいもの食べた記憶もないし、ましてや日本だし。

とりあえず、自分の部屋に行き アメリカ軍のレベル7(ダウンの8倍暖かいらしい)のジャケットを羽織り、ストーブを最大にして部屋を温めて 布団に包まったのですが それでも歯がガチガチいうんですよ…
熱も急激に上がっているのも自覚して、腹も急激に痛くなってきたんで、通常ならば救急車を呼ぶところが、何故か第一タクシーの電話番号を押してしまう俺。
(相当、痛いけれど吐いたりしないと思ってはいたので、インフルエンザかとも疑ったけど、こんな感じではないと経験上、判断。
まぁ救急車利用しましょうねーこういう時は、反省です…)

意識が朦朧とする中、山形市立S病院に到着。
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(この建物はS病院ではありません、私の病棟の窓から見える山形市唯一の百貨店「大沼」の裏側です、なんか随分とインダストリアルな感じですね。)

さて受付するのにも、痛いし意識が飛びそうな感じなので 字が書けないんですよ‼️自分の名前が笑

土曜の夜10時半ぐらいでも、数名の急患の方が待っており、そこに「フラフラの痛い痛い星人が」登場!少し離れたベンチで横になり、痛い痛いと呪詛の様にブツブツ言いながら耐える事30分。(水くださいとかも言った様な気がする…もちろん症状によってはあげて ダメな場合もあるのでもらえなかったが…)

とうとう俺の名前が呼ばれ、診療室に。
先生に診てもらい、何か質問されたのだけど、あんまり覚えてなくて、奥さんに電話しますねと言われたのだけ覚えていて、1時間後ぐらいに蔵王から下山した妻が到着。
その頃俺は、割と強い痛み止めを打ってもらい 少しは喋れる状態に。

先生から説明があり 膵炎と虫垂炎が同時進行していると言われました。

なんかもっとヤバいやつを想像していたので、これは手術したら治るやつじゃん…と思っていました。

他の検査(CT等)も行い、午前3時頃病室へ
やはりずっと痛かったのですが、痛み止めが効いていて 脂汗をかくほど体力を消費してましたので、なんとか眠りにつきました。
(もうすでに点滴生活の始まり…水もダメです)

次の日、妻と息子2人とオフクロが見舞いに来てくれました。
その頃には、痛み止めと抗生剤で少し楽になっていたのか(痛いのは痛い)、やや冗談も飛ばせる余裕があったんですが…その夜

また始まったんです、強烈な痛みが‼️

大部屋なんで、他の患者さんもいるのに…
「いたい、いたい、いたい」声に出してしまうんですよ、止められないんです。

迷惑な事も分かってはいるのですが、痛すぎて…更に強い痛み止めを打ってもらい 先生に懇願しました。「なるべく早く手術してください」と

次の日、消化器科の先生ではなく 外科の先生にCT等の検査を再度してもらい、虫垂炎が進行して腹膜炎という状態になっていて、コレは本日中に緊急手術しましょうという事に。
(膵炎の疑いは晴れたらしいが、内臓の炎症の度合いを示すCRPという値が通常は0.008-0.140が適正値なのに 30.128というハイスコアを叩き出していました笑)

執刀する先生から、全身麻酔や緊急手術のリスク等の説明がありましたが、もう痛いのが俺にとってのリスクなので、勿論全て大丈夫です!よろしくお願い致しますとサインしました。

初めての全身麻酔‼️
既に点滴の管は通ってるので、そこの分岐点みたいなところから、抗生剤や解熱剤、はたまた全身麻酔の薬も入れるんですね〜

麻酔入れますね!
と麻酔医の先生から言われて、数秒後に麻酔が効き始め、マジ気絶‼️

「小野さん、終わりましたよ〜」

俺は何故か、夢の中で「アニ散歩」にもう一回出演していて、「終わりましたよ〜」と言うのは「アニ散歩」の収録が終わったと言う意味かと思い…しかし俺の目の前にいる人達は、オペ服とか来ていて アニキやO坪さんではないな、
と言うことがなんとなく分かり、執刀医の先生達に
「今、You-Tube に出ている夢を見ていました。」
と言って、微笑ましい手術のエンディングを迎えたのでありました笑

手術が終わったら(悪いところを切除したので)、すぐに良くなるのかな?と思っていたら、
ピーク時の痛みはないものの、炎症を起こしている&4カ所穴も開けているので、かなり痛い!

ただ、最近の傾向としては痛くても なるべく歩いて血流を活発にさせて、治癒を早めましょう、と言う傾向らしいので 次の日から歩きましたよ、点滴のスタンドと共に。
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ちなみに、こう言うやつね↑

先ず腹が痛いからベッドから起き上がるだけでひと苦労、角度も慎重に考慮してから起きる行為に及ばないと すごく痛い!

そこから歩いてトイレとか行こうとするのだけれども、一歩進むだけで痛いから 物凄く歩くのが遅い…高齢者の杖付いて歩いている人より遅い
いつ先日まで、あんなに普通に(俺の中では忙しく)していた自分がいた事が信じられなくなりました。
少し複雑な事だと看護師さんの手助けがいるし、自分で出来る様な事でも概して、物凄く遅い。
(看護師さんってスゴイですね〜激務なのに優しいし、お医者さんもスゴイです‼️)

でもポジティブに俺は今、色んなフレッシュな経験をしているんだなぁと思い、腹は痛いし熱もあるけど軽やかな気分になりました(まぁ手術終わったからだけれどもね笑).

人生初の全身麻酔もしたし、初入院もしている。
横腹から、排液を出すドレインも二本出ていて、人造人間みたいでカッコいい(嘘)
毎日少しずつだけど、痛みも引いてくる。
手術とか出来ない時代だったら、死んでたんだなぁオレ…とか考えるとマジでありがたい。

あゝ生命とか地球とかを讃える歌とか作ってしまいそうだ…笑


そうそう、やっと水も飲めるようになったし、その1日後に五分粥出たんですよ‼️
食い意地貼ってるオレには堪らない…念願の食事。
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おお、俺の頭で描いていたお粥とチョット違う…
お粥に梅干しが入ってない、チーン。

結局、術後初の食事は大量も回復してないのか、目だけでお腹いっぱいになり、梅干しが入ってないというショックから半分も食えず…

でもね、2回目以降はほぼ完食してるんですよ。
妻に頼んで、梅干しと減塩醤油買って来てもらって、ドーピングしてるから笑(ドーピングの使い方あってんのかなコレ?)
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そんな俺も

軟菜食 全粥
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軟菜食 銀シャリ
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常食A 銀シャリ
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最高カーストに到達‼️

ここまて長かった…

実はここの病院のご飯美味しいです。
海外出張の食レポみたいに、また食べ物の事書いてる。…笑
(病院に出張みたいなもんだからね)

さて、聞いた話ですが、食物を食べて腸を動かさないと回復しないし、健康に良くないらしいですね。考えてみれば当たり前なのだけれども、食べる事で生命を維持しているんだな〜と妙に感心!

食物を讃える歌とか作ってみようかな〜笑


妻とオフクロもほぼ毎日見舞いに来てくれたし、スタッフとそのお父さん(俺と同級生)も来てくれた。

その間に有限会社スクワットから、卸売り部門を切り離し 新会社
「合同会社 SQUAT WHOLESALE 」を立ち上げました。
(既に入院前に準備はしていたので、司法書士の先生に病院に来てもらい 書類に押印しました。)

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新規のお取引先も随時募集中です。
メールか山形本店にお問い合わせください。

さてもうそろそろ、退院の声かかるかな〜とおもっていた術後、一週間程経った夜に発熱 38.8度
調子は悪くないのですが、次の日の朝 主治医の先生の回診から「術後遺残膿瘍」の疑いもあるし、先ずは血液検査との事。

結果、白血球が増えているので その可能性(膿が溜まってる)が高いから、CTでも検査しますと。

結果3センチ程度の円形の膿があるとの事。
コレを取り除かなくてはいけない。

要するに、横腹から出てる二本のドレインでは全ての細菌みたいなもの排出出来なかったらしい、術後7-10日後にこの症状が現れる場合があるらしい。
それで、感心したのですがCTの先生に その膿のとこまで針みたいな管?を通してその膿を吸い上げてしまおうと。
だとほんの小さな穴しか開かないし ダメージも少ない。

スゴイですね〜医療技術の進歩は‼️

で、局部麻酔をして、その処置をしてもらって、お陰様で回復してます、その膿を出す管、脇腹から出てるけど^_^

おそらく退院ももうすぐだと思います!

いやー早く仕事がしたい。
(退院しても、少しは自宅療養するつもりではあるのだけれども…本当か?(笑))

長々と書いてしまいましたが、入院編はコレでおしまい(だといいのですが笑)

また、何か書いてみますね〜

それでは皆さん良い週末を^_^






by squatowerblog_s71 | 2019-10-30 06:37